形鋼用圧延ロールの加工とは?
私たちの身近にある工場、ビル、橋など鉄骨を用いた構造物に使われる形鋼(かたこう)。
ここでは、製鉄メーカー様・鋳鍛鋼メーカー様やロールメーカー様向けの、形鋼用圧延ロールの加工を得意とする弊社実績をご紹介します。
圧延加工とは?
圧延加工とは、回転する複数のロールの間に棒状や板状の金属を通し、ロールの圧縮によって用途に合わせた形状を成形する加工方法です。
圧延加工は鋼材を、板状の鋼板に加工するロール圧延、H形・I形など形鋼に加工するユニバーサル圧延、棒鋼・線材を加工する孔型圧延、鋼管を加工するマンネスマン穿孔圧延の4種類に分類できます。
形鋼とは?
形鋼とは条鋼(断面積の大きさに比べて長さが著しく大きい形状の鋼材の総称)の一種です。
断面の形状によって、棒鋼、線材、形鋼などに分類されます。
弊社では、各種大型の加工機を用いH形鋼・山形鋼・レール鋼・シートパイルを加工するための形鋼用圧延ロールの加工を行っています。
これらの形鋼は、工場、ビル、橋など鉄骨を用いた構造物や高炉の窯鉄骨、産業機械など様々なところで使われています。
ナカサクが形鋼用圧延ロール加工でできること
弊社では、鍛造ロール、水平ロール、堅ロールといった形鋼用圧延ロールの外径旋盤、フライス、外径研磨を行っています。実績のあるロール材質とロールタイプ、材料寸法を紹介します。
【 鍛造品・鋳鉄品 】
・ロール材質
高炭素鋼
ハイス鋼
アダマイト
高合金グレン
ニッケルクロムモリブデン鋼
合金ダクタイル
・ロールタイプ
粗圧延機用ロール
中間圧延機用ロール
水平ロール
堅ロール
・材料寸法
D:450mm~1,500mm
L:2,000mm~6,550mm
W:2.5t~35t
設備紹介
形鋼用圧延ロールの加工に関連する弊社加工設備を一部ご紹介します。
NC立旋盤
メーカー 東芝機械
テーブル径 φ3000
最大旋削径 φ4585
最大高さ 2680H
ワーク重量 32t
大型旋盤
メーカー ソ連製
ベッド上の振り φ2115
サドル上の振り φ1740
芯間距離 10000L
ワーク重量 63t
横中ぐり盤
メーカー 野村機械
フロアー面積 4000×13500
主軸繰り出し量 主軸φ130×950L
クイルφ375×600L
上下x左右移動 3500×10500
主軸径 φ130
ロール研削盤
メーカー 東芝機械
ベッド上の振り φ1650
サドル上の振り φ150~φ890
芯間距離 7500L
ワーク重量 75t
ここまで形鋼用圧延ロールに関連する概要と弊社実績をご紹介しました。
弊社大型機械加工事業ではその他、様々な長尺・大物部品の加工を承っています。
詳しい事業内容についてはこちら
をご覧ください。
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